外来種接近の危機 ~クロツバメシジミ~

Tongeia fischeri japonica

今年も県内産 5化目【 クロツ 】 の季節が来た。未だ、集中力がイマイチな関係で一人で車を運転するのは危険。

なので・・・我奥様&愛犬 を伴い、県北西部の山を目指す≡3

現地へ着くと、ドッピーカンに晴れている。まぁ、飛んではくれるであろうが・・・きっと、撮り辛い。

スグに、見知った オジ様 が同所にやって来た。挨拶を交わすと・・・此処に・・・

中京地方で猛威を振るった外来種である、[ ムシャクロツバメシジミ Tongeia filicaudis ] が入ってしまっている。

との事・・・。ソレだけで・・・萎えてしまった・・・。

カメラ機材を出すと、スグに [ ヤマトシジミ ] よりも小さく、青が見えない「チョウ」が飛んで来た。

確認をして頂くと・・・[ ムシャ(台湾の霧社が語源)] ではナク、本邦産純正 【 クロツ 】 であった。

県内で此処以外の生息箇所は知らない。ましてや、食草である [ ツメレンゲ Orostachys japonica ] が生えている場所も知らない。

しかも、此処の [ ツメレンゲ ] が生えている範囲は極めて狭い。。。

中京地方へ入った経緯は「園芸植物」による。と、推測されている。2022年に神奈川県西部でも確認され、生息地が拡大している。

既に、先の オジ様 は、「ハイブリッド(交雑)」個体らしき、中間的な斑紋をした個体を見ているそうである。

昆虫の「ハイブリッド」には「雑種不稔(hybrid sterility)」により、「生殖能力」が無い。と言われる事が多い。

が・・・不安は拭えず・・・撮影に集中出来ず・・・数カットを撮影した後に帰宅した。。。

先日、大手ネットオークション に於いて、[ ムシャクロ ] の「卵」が販売されていた。

その時は、落札されなかった様であるが・・・こういう輩が出てくるのは本当に困る。

また、僕は [ ムシャクロ ] についての知識を全く持っていなかったので、ネット検索をしたのだが・・・

「チョウ」を主題とした ブログ の数件に、「昨年に続き発生して良かった」ととれる内容の書き込みがあった事が非常に残念であった。

OM SYSTEM OM-1 MarkⅡ + M.ZUIKO 150-400mm F4.5 PRO(500mm域)若干Trimming

神奈川県北西部

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